やっぱりアメリカが強いと思う理由。
まず大前提について述べておくと、トミーが常々感じていることであるが、米国株の長期見通しは極めて明るい。
今はコロナショックで一時的に下がっているだけだと考えている。やがて回復する。
この「やがて」というのは、今年中だと考えている。それほどに米国企業、米国経済のファンダメンタルズは強いと思われる。その根拠となる理由は以下の通り。
大統領選
まず2020年は米大統領選挙のある年。再選を狙っているトランプ大統領は、支持率を上げるために事実を曲げてでも株価を上げてくるだろう。
FRB(連邦準備理事会)も、トランプ大統領の意を汲むことが多くこの方向感で動く蓋然性が高い。
GAAFMの前に脅威なし
GAFA、Microsoftといった米国のIT企業の前に、彼らを止めるだけの脅威となるテクノロジーと事業規模、市場占有性をもった企業が今のところ現れていない。
従って、これらのジャイアントIT企業が牽引役となって、米国市場を盛り上げていく揺るぎないシナリオ。
また、これらのIT産業は他の産業に比べコロナショックの影響が少なく、むしろ巣籠消費で需要が増している感すらある。
人口増加
国連のデータによると、アメリカの人口は、1990年が2億5253万人、2000年が2億8198万人、2010年が3億864万人、2015年が3億1992万人と増加し続けている。合計特殊出生率を見てみると、2016年で「1.82」となっている。
2人から生まれる子の数が「1.82」ということは、出生による自然増だけでは人口は減っていくことになる。なぜ人口が増えているかというと、他国からの移民を積極的に受け入れてきたからだ。
一般的に人口の増加は、経済の成長につながると考えられている。人が増えれば、衣食住の需要が高まり、消費も増えるからだ。
また、労働力の増加は、その国の生産力を高めることになるので、経済の成長につながるといえる。トミーが3年間いたブラジル人の夢は金を貯めてアメリカに住むことだ。
米ドルの安心感
円も中々に安定しているので、日本にいるとそう感じないかもしれないが、例えば新興国のトルコやブラジル、アルゼンチン、アフリカ諸国などの通貨はその経済や外部環境に反応して著しく変動する。
トミーの居たブラジルでも初入国した3年前は1レアル34円程度だったのに対し、3年後の今は21円になってしまっている。4割減だ。
では、ほぼインフレゼロの日本に対し40%以上のインフレをこの3年間で示したかというと、せいぜい15%~20%程度だ。お隣のアルゼンチンペソなど目も当てられない。こういった自国の通貨が安定していない国には外国資本が回ってこない。
また、自国の資源や製品を輸出して外貨を得ようにもそのプランが立てられない。通貨のボラティリティの高い国への投資はやめておいた方がいい。株式投資も同様に、投資対象は安定した通貨の基盤に立った国に限定すべきです。
天才が集まる国
なぜアメリカには天才が集まるのか、それは教育機関が著しく高度だから。なぜ教育機関が高度か、それは多数の優良な企業に恵まれ、経済が安定し、生活が豊かだから。また、世界標準言語である英語で教育を受けられるから。
ハーバードやMIT、コロンビア大学などアメリカの有名な大学を上げればきりがない。それがアメリカ全土のみならず、世界の至るところの天才、ひいては中国からまで集まるのだから、そのインテリジェンスに太刀打ちできない。GAFAもそれらの天才たちが運営している企業。
それらの天才が毎年大学、大学院を卒業して市場に供給されていく。アメリカは人的資源にも多く恵まれています。
マーク ザッカーバーグ、イーロンマスク、ウォーレン バフェット、ビルゲイツ、スティーブン ジョブス、こういった天才達を毎年の様に生み出しているのです。
アメリカは世界で最も人的資源に恵まれた国と言えます。
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