借金6千万円 投資で返済

人生崖っぷち。家も女も酒も諦めて、投資のリターンで借金返済ブログ

貧乏なトミーでもヒルトンで贅沢リゾート気分!

リゾートとは程遠い男が、リゾートについて語ろう。

 この様などん底の貧乏人生をおくりながらも、社会人になってからトミーは海外リゾートに出かけたことがある。

 会社の出張で貯めに貯めたマイルを使ってハワイに行ったのである。勿論このマイルすらも借金返済の一部に充てようかと考えたが、その時はやめた。幼い頃に両親に連れて行ってもらったリゾート気分というのがどういうものか久しぶりに味わいたくなったのと、仕事で死ぬ思いで貯めたマイル、これくらい使ってもバチが当たらないだろうと思ったからである。

 リゾート気分とは元来、友人や家族、恋人など気の置けない仲間と行くのが本来の姿であろう。が、トミーには残念ながらその様なものを持ち合わせない。仕方なく

 

一人で行った。

 

 行きの機内はやや変な目で見られたが、仕事で遅れてハワイで友人達と合流するという様な事もあろう、その様に自分を必死に繕って機内の約8時間を過ごした。(無論、周りがそう察したかどうかは知る由もないが、幸いながら隣は同じような男子学生で助かった。。。)

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 そこでの出来事である。

 何やらヒルトン グランド バケーションズというヒルトングループの会社が運営するホテルのタイムシェアの説明会に参加すると、ハワイ内のレストランで使える100ドルの金券が貰えるというのだ。勿論、無料という話を見送れる程の余裕を持ち合わせないトミーはのった。一人なのでだいぶ怪しまれたが、一人で参加してはいけないルールなどなかったので、問題はなかった。

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 が、無事100ドルの金券はゲットできたものの、説明会での勧誘はやや強引なもので、要約すれば以下の事を言われた。

    • ヒルトンホテルの一部屋を52週間分に分けて小口で販売。
    • 購入した分の土地付き所有権が付与されると同時に、一口一週間分の滞在ができる権利がポイントとして付与される。
    • そのポイントは必ずしも購入したホテルで使用しなくとも、他のヒルトン系列のホテルでも使用可能。ハワイの一部屋を買って、ロスのヒルトンで使うという事も可能。
    • トミーに紹介されたのは、ラスベガスのUS$15,000の物件。上述の通り、ラスベガスに行かずとも、付与されるポイントでハワイのヒルトンに割安で宿泊する事ができる。
    • 毎年の共益費がかかるので、この負担はお願いする。これを差し引いても通常のホテル利用よりも遥かに割安でヒルトンホテルに宿泊できる。
    • 後はヒルトンホテルのある所までのフライト代だけ。これもトミーがやった様にマイルで無料で取得することもできる。
    • 今だけ特別価格でUS$15,000、このディスカウントを得るには今この場でサインが必要。

 なるほど、最後の言葉でやめておこうと思った。コンセプト自体は面白いと思ったし、うまく利用すればお得に使える事もあるのだろうけれども、それを評価する時間を与えないというのが、良くない。

 こういう話は裏がある事が多い。そう思って、その場ではっきりと以下の様に断った。(占い師の様な出で立ちの日本人のオバハンだったが、日本語が分かるのか若干不安だったので、英語でも一応お断りを入れてみた。)

 

「ご説明どうも有難うございます。恐れ入りますが、今お金がなくて買えません。Thank you for outlining all these but I am afraid ,I can not afford this for the time being.」

 

 それ以降あちらもそれほど強引にはこず、すんなり商談不成立となった。こちらが男一人ということで、多少怪訝に思ったのもあるだろう。 

 

 これが新婚旅行や家族旅行、カップルでの旅行となると、やや様相を異にするかもしれない。実に巧妙である。

  • まず、リゾート気分という判断力の低下。いわゆるその場ノリで買う。
  • この旅行の最高の気分を永遠のものにしたいという想い。タイムシェアを買えば、あたかも将来の楽しい旅行が永遠に保証された様に錯覚する。
  • 家族、妻、彼女の前でいい恰好をしたいと思う男性心理。
  • このバケーションの最中にこういうややこしい話を聞かされる煩わしさから解放されたいという思い。
  • 100ドルの食事券を無料でもらっているという心理的負い目。日本人にはこれが一番重いだろう。

 後日調べると、管理費(高いものは年20万円もするらしい。)が途中で値上がりしたり、自由に売買出来なかったり色々大変らしい。この説明は他のブログに詳しくあるので、委ねたいと思います。

https://www.debushofufu.com/2016/03/about-hilton-timeshare/

 

 こういったものは人それぞれの価値観なのでその人が如何様にでも評価すればよい。ただトミーには縁がなかっただけである。

 

 それから数年の月日が経って、ある事実に気が付いた。

 

Hilton Grand Vacations という株が上場している。

 

 しかも只今コロナショックで大幅に売られている。

 この先、もうハワイに行くことはないかもしれない。いや借金を返していつか帰ってくるという強い意志はある。I shall return。

 (by マッカーサー、これフィリピンか。。。)

 

 そういう事ではなく、トミーの5投資原則を見事に満たしているのである。

 ROEもここ三年で67%と驚異的だ。勿論、コロナショックで一時的に業績は落ち込むであろう。いや、落ち込むのはヒルトンホテル本体であって、あくまで仲介ビジネスをしているHGVは落ちないのではないか。いやはや例え落ちたとしても一時的だ。

 

そして、US$17.50 で50株買った。US$1,225のお買い上げ。

 

 直近高値から半値以上の下落である。但し、この株3月中頃に9.5ドル付近まで落ちたので、まだ下がる可能性はある。その時は少し買い増すかもしれない。何故かUS$15,000のタイムシェアの購入を見送ったいう得体の知れない心理的余裕がある。借金3,000万円も抱える男にそんなものあってはならないのだが。。。。

 いづれにせよ、上のHGV株を新たにポートフォリオに追加したことを皆さんにご報告します。これからこの運用成績がどうなっていくのか、楽しみに見てください。

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